経年変化の美しいそのみつの靴

2018.01.07 Sunday

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    お客様が履き込んだボタンシューズです。

     

    修理をするためにお持ち込みされたのですが、

     

    あまりの美しさに、自然とシャッターを切っていました。

     

    この美しさを我が物にしたい、という衝動に駈られたのだと思います。

     

     

     

    革はベジタブルタンニンのグリーンです。

     

    経年変化によって、樹皮や葉っぱのような趣きのある顔つきに育っています。

     

    美しくシワが刻まれ、つま先は自然に反り上がり、

     

    生き生きとした躍動感を感じさせてくれ、

     

    「靴は歩くためにある。」と言わんばかりです。

     

     

     

    アルチザン系などと称される、最初から経年変化しているような表現の靴もありますが、

     

    そうではなく、正真正銘の経年変化による美しさです。

     

    それは靴と足の型が合っていて、歩くことによって育てられた美しさです。

     

     

     

    ドレッシーな靴でも名門とされる海外の靴ブランドがたくさんありますが、

     

    おそらくほとんどの日本人は足と靴の型が合っていなくて、

     

    甲まわりはピッタリでも、カカトが抜けがちになっているのではないでしょうか?

     

    その場合、カカトが抜けないようにして歩くので、

     

    ふくらはぎが疲れたり、姿勢が悪くなったりします。

     

     

    また、大きめを履いて靴の中で足が泳いでしまうようでは、

     

    革底の靴を買うメリットは得られないでしょう。

     

    見た目にも不自然なシワが寄ってしまいます。

     

    革底の靴がゴム底の靴と違うのは、

     

    「履く人の足に合わせて、靴が育ってくれる。」ということです。

     

    型が合わなければ、「育ちが悪い子」になります。

     

     

    残念なことに、日本のブランドですら、日本人の足に合う靴というのは、少ないのです。

     

    ところが、そのみつの靴は日本人の足を優しく包み込んでくれます。

     

    合う靴を履いていないから、自分は26cmだと思っていたけど、

     

    合う靴で試したら24.5cmだった、ということも珍しくありません。

     

     

    ぜひ、この機会に足に合う靴を知ってください。

     

    靴に対する感覚が変わると思います。 オーダー会は1/8(月・祝)までです。

     

    皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。

    足が忘れない語る靴

    2017.12.17 Sunday

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      衝動買いはよくない、

       

      いや、衝動買いこそに価値があるんだ、

       

      お客様にもいろんなタイプがいらっしゃいまして、

       

      比較的、衝動を大切にする方が多いような気もいたしますが、

       

      その日のお客様はなるべく衝動買いはしないぞ、という方でした。

       

      数週間前にある靴を目指して、初めてご来店いただいたのですが、

       

      その靴以外にもいくつかご提案させていただきました。

       

      革靴にも色々あることを知っていただきたいのと、

       

      お客様の適正なサイズを僕との間で共通認識とするために、

       

      何足がご試着いただいたのです。

       

      そのうちの一足が写真のボタンシューズ。

       

      元々の目的がレースアップシューズだったので、

       

      目的とは違うから、という理由でその日はお帰りになられました。

       

      そして数週間後、もう一度あの靴を履かせてほしい、

       

      ということで、ボタンシューズを履いていただき、

       

      納得されたお顔で、お買い上げを決定していただきました。

       

      あまり多くを語らないお客様でしたが、

       

      帰り際に印象的なお言葉を頂きました。

       

      「いつもは時間が経つとほしい気持ちも冷めていくんですけど、

       

      今回はどんどんほしくなってしまったんです。

       

      足が忘れられなかったんですよ。」

       

      どれだけ言葉を並べ尽くしても、伝わらないものは伝わりませんが、

       

      靴はしっかりと足に語りかけてくれていたのです。

       

      ただ商品が陳列されているだけでは、服や靴が語り出すことはないでしょう。

       

      お客様がその声に耳を傾けることもないでしょう。

       

      toronはそれができる店でありたい。

       

      オープン当初から変わらずにいることです。

       

       

      そのみつ 靴のオーダー会 2018SS (men's & women's)
      12/22(金)〜1/8(月・祝)
      ※年末年始休業日:12/30〜1/3

       

       

       

       

       

       

       

       

       

      そのみつ 靴のオーダー会について

      2017.12.16 Saturday

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        そのみつ 靴のオーダー会 2018SS (men's & women's)
        12/22(金)〜1/8(月・祝)
        ※年末年始休業日:12/30〜1/3

         

        写真は昨年のオーダー会の様子ですが、

        このように革のサンプルの中から

        お好きな革でオーダーすることができます。

         

        さて、ここで少しそのみつの魅力をご紹介いたしましょう。

         

         

        品のよい内羽根のストレートチップですが、

         

         

        同じものには見えませんね?

         

        厳密には革の色とヒモの種類が違いますが、

         

        同じ木型の同じ種類の革を使ったものです。

         

        上が新品の状態で、下が履き込まれたものです。

         

         

        こちらはグリーンの新品。

         

         

        そしてこれが履き込まれたもの。

         

        そのみつの定番である植物なめしのこの革は、

         

        履き込むほどに魅力的な経年変化が見られます。

         

        そして、つま先が反り上がり、履きジワが刻まれた頃が、

         

        店頭に並んでいるときよりも美しい靴の姿です。

         

         

        これは色も形もまったく同じ靴で、

         

        右が新品で、左が僕が履きこんだものです。

         

        革の変化はもちろんのこと、

         

        つま先の高さが違うことにお気づきでしょう。

         

        革底の革靴を買うことのメリットは、靴が育ってくれる、ということです。

         

        長年のパートナーとなる相棒を見つけるつもりで、

         

        サイズもしっかり合わせて、お選びください。

         

        どうぞお楽しみに。

        そのみつ 靴のオーダー会 2018SS (men's & women's)

        2017.12.12 Tuesday

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          そのみつ 靴のオーダー会 2018SS (men's & women's)
          12/22(金)〜1/8(月・祝)

          ※年末年始休業日:12/30〜1/3

           

           

          年末年始のお楽しみイベントが今年も決まりました。

          そのみつの定番品と2018SSの新作をメニューに加え、

          お好きな革や色での製作をご提案させていただきます。

          サイズはもちろんのこと、ちょっとした甲の高さや幅の調整もさせていただきますので、

          素晴らしく有意義な内容のイベントと言ってよいと思います。

          なお、出来上がりは4月頃、

          オーダーの際には内金として商品代金の3割りをお預かりいたします。

           

          画像の靴は、toronで個人オーダーされた第一号。

          ご本人のご結婚式のための衣装として、

          suzuki takayukiにオーダーをかけたリネンのスリーピーススーツに合わせて、

          思い切って、元々は存在してなかったモノトーンのコンビにしてみました。

          白いボタンシューズの画像をプリントアウトして、

          鉛筆で黒く塗ってみて、2人で想像を膨らませて…

          結果は大成功。

          エレガントでありながらも愛くるしい表情で、

          彼の持つキャラクターやリネンの衣装とも抜群の相性となりました。

          今では衣装としてではなく、日常的に履かれています。

           

          こんなふうに、たくさんの人にとって、

          靴を買うことが、希望を抱く時間となり、

          靴を履くことが、特別であり、日常である、

          そんな経験をしていただきたく思っております。

          皆様のお越しを心よりお待ち申し上げます。

           

           

          →suzuki takayukiの衣装についてはこちらから

           

           

           

           

           

           

           

          寡黙なT氏とボタンシューズ

          2017.07.17 Monday

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            昨日ご来店の際に、翌日に靴が届くことを知った寡黙なT氏。

             

            そして今日、荷物よりも早く店に到着し、

             

            届いたダンボールを開けるや否や、履いてみると、

             

            その美しさにしばらく浸っていらっしゃいました。

             

            鏡を見たり、歩いてみたり、

             

            コーディネートを考えていたのか、ぼんやりしてみたり。

             

            僕はだいたいそういうときは少し距離を置きます。

             

            それが彼と僕の長年の関係性。

             

             

            ようやく口を開いたと思えば、ニコッと笑って

             

            「これください。」でした。

             

            服や靴が人の心を打ったり、動かしたり、

             

            溶かしたりする瞬間を僕はたくさんみてきました。

             

            toronがずっとそういう場所であってほしいな、と思います。

             

             

            ボタンシューズ|そのみつ